自宅の窓にヒビが入ったり割れてしまったとき、新しいガラスさえ用意すれば自分でもガラス交換ができてしまうのをご存知でしょうか。
ガラス交換は業者に依頼するのが当たり前だと思われがちですが、構造を知ってしまえば意外と器用な方ならできてしまうのです。
本当はプロにお願いしなかれば危ないのですが、事情があって如何してもプロにお願い出来ない場合の方向けの窓ガラスの交換方法について詳しくご紹介いたします。
ガラス交換に必要なもの
ガラス交換をするには工具などあらかじめ必要なものを準備しなければなりません。
しかし特別に専門的な工具を購入しなくても、どこの家庭にもあるような身近な道具で行うことができます。
ガラス交換に必要不可欠な道具は以下の様なものになります。
<プラスドライバー>
多くの家庭でプラスドライバーの1本くらいはあるのではないかと考えます。
ガラス交換に必要な工具らしい工具はこのプラスドライバーくらいです。
もし持っていなくても、100円ショップなどで安価に購入することができるのでこの際に購入するのも悪くはないと思います。
<ゴムハンマー>
絶対ということではないですけど、あると便利な場合があります。
もし持っているようなら準備すると良いでしょう。
<軍手>
ガラスで手を怪我しないようにするためと、ガラスから手がすべらないようにするためにも軍手は必須です。
すべり止めがきちんと引っ付いた種類の軍手を使用することに注意しましょう。
<ダンボール>
作業するときに床に敷くためのダンボールを用意しておいてください。。
床やサッシが傷つかないように、なるべく厚みのあるダンボールが好ましいです。
新しいガラスの購入場所
ガラス交換には当然新しいガラスを準備する必要があります。
そこで悩むのが、どこでガラスを購入するかという問題です。
すぐに思いつくのはガラス屋さんですが、都合良く近所にあるとは限りません。
そんなときに利用したいのがネット通販での購入です。
サイズさえわかっていればネットで購入することができ、安全な梱包で家まで配送してくれるので安心で手間もかかりません。
ホームセンターでも購入することができるので、近くにあれば問い合わせてみましょう。
しかし一番確実なのはやはりガラス屋さんなので、まずはガラス屋さんが近所にないかを調べてみることを推奨します。
サッシの解体方法
では本題のガラスの交換方法についてご案内します。
まずはサッシの解体方法からです。
初めにダンボールを床に敷いてから作業を始めましょう。
<1.サッシの底面を外す>
まずはサッシの底面を外します。
サッシの横面の下部に2つネジ穴があるので、サッシの分解にはその上側のネジをドライバーを使って外します。
同じ要領で左右両方のネジを外しましょう。
ネジを外したらサッシを引き抜いて外します。
このときサッシが固くて外せない場合は、傷がつかない程度にゴムハンマーで軽く叩いて外しましょう。
<2.サッシの横面を外す>
底面のサッシを取るという作業ができたら、お次は横面のサッシを外します。
今度は横面の上部にあるネジを外して引き抜きます。
横面を外すときは左右どちらか一方だけで大丈夫です。
片方の横面サッシを外して、残りのサッシがL字型に残っていれば成功です。
<3.ガラスの入れ替え>
サッシがL字型に残された状態のもとでガラスを取り外すことが可能なので、その状態の中でガラスの取り換えをやっていくというわけです。
古いガラスを外し、ガラスの縁に取り付けてあるビートと呼ばれるゴムを外します。
新しいガラスにもそのビートを取り付け、その後ガラスをはめ込んでいきましょう。
ビートが極端に劣化しているようだとはめ込むことが難しくなるので、新品に取り替えることを推奨します。
サッシの組み立て方法
新しいガラスをはめ込んだら、今度はサッシを組み立てます。
サッシの組み立ては基本的に解体と逆の手順で行えば組み立てられます。
ネジは一気に本締めするのではなく、仮止めしながら最後にすべてのネジを本締めして組み立てていきましょう。
ガラス交換の注意点
ガラス交換を行う際の注意点としては、まずは自分が怪我をしないことです。
特にガラスが割れていたりすると非常に危険なので、必ず素手で触ることは避けましょう。
ガラスの破片が足下に落ちてこないようにも注意が必要です。
そして、ガラスやサッシで床が傷つかないように、床にはダンボールなどで十分に養生してから作業するようにしましょう。
汚れが落ちたりすることもあるので、養生しておくと後片付けも非常に楽です。
基本的なことですが、床の養生と軍手の着用は必ず忘れないようにしましょう。
まとめ
なかなかガラスの交換を自分で行おうとは思えないかもしれませんが、DIYに興味がある人や費用をちょっとでもお安く納めたい人は試してみる値打があると言えるでしょう。
窓の構造や交換手順をしっかりと理解してさえいれば、作業自体はそれほど難しいことではないので案外簡単にできてしまいます。
安全には十分に気をつけて作業しなければなりませんが、必要な工具もドライバーくらいなのですが、基本的にはガラス業者が来て貰える地域ならお願いするのが良いでしょう。
※こんかい記載した方法は危険を伴いますのであくまでも自己責任でお願いいたします。