自分で出来るドアクローザー交換方法
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玄関のドアなどに取り付けられているドアクローザーは、長年使用していると消耗し不具合を起こすことがあります。 正常に動作しないとドアが勢い良く閉まってしまい、場合によっては怪我などのトラブルに繋がることもあります。 そのため、ドアクローザーが故障した場合はなるべく早く修理することがおすすめです。 と言う事で今回は「あなたも出来るドアクローザー交換」の方法を紹介したいと思います。 ■ドアクローザーとは まずはドアクローザーとはどういった役割のものなのかを理解しておきましょう。 一般的な開き戸のドアに設置されているドアクローザーを通称「ドアチェック」とも呼ばれる装置です。 開かれたドアが勢い良く閉まることがないように、自動的にゆっくりと閉まるようにする役割を担っています。 それとは逆の役割として、強風などでドアが急激に開くことを防ぐ働きもあります。 このように、ドアクローザーとはドアの開閉を安全かつスムーズに行うことができる装置なのです。 ドアクローザーそのものに動力はなく、ドアが開かれたことによる力をバネやオイルの粘性を利用してコントロールする仕組みとなっています。 ■修理や交換が必要な基準 ではドアクローザーはどういった場合に修理や交換が必要となるのでしょうか。 その基準としては、ドア開閉のスピードが明らかに速くなってきたときや、ドアのストップ位置を調整しても固定されなくなったときがわかりやすい基準となります。 ドアクローザー本体からオイルが漏れている場合も交換が必要となります。 また、15年以上使用している製品は装置としての寿命も考えられるため、少しでも不具合を感じるようになったら交換することが賢明です。 ■ドアクローザーの交換方法 ドアクローザーの交換は素人でも行うことができるため、業者に依頼するよりも自分で行った方が経済的です。 一見難しく感じるかもしれませんが、日曜大工が得意な人や手先の器用な人であれば意外と簡単に交換できるのでおすすめです。 <準備するもの> ドアクローザーをご自身で取付交換をしたい方は下記の物を用意してください。 ・プラスドライバー(M5かM6サイズのビスに合うドライバー) ・スパナ ・CRC ・新品のドアクローザー(本体の型番を見極める) ドアクローザーの型番は外さないと確認できない製品もあるので、取り付けてある状態で型番が確認できない場合はまずは本体を外してみましょう。 <1.ドアクローザーを外す> ドアクローザーを取り替える為には、最初に交換する前から設置されている以前のドアクローザーを外すところから始めます。 最初にスパナやドライバーを使用しアーム部分のボルトやビスを外していきます。 このときボルトやビスがサビて外れない場合はCRCを吹き付けてから外してみましょう。 次に本体のビスを抜いて外していきます。 このときに外したビスは新品のドアクローザーの取付時に使うこともあるので残しておくようにしましょう。 最後に残っているブラケット部分を外せば取り外しは完了です。 <2.台座の取り付け> 取り外しが終われば、早速新しいドアクローザーを設置していきましょう。 最初に本体をセットする台座より取り付けましょう。 本体が取り付いていた位置に合わせてビスを締めて取り付けていきます。 <3.ブラケットと本体の取り付け> 次にブラケットにL字金具を取り付け、元々付いていたドアの上枠に設置します。 そして本体も2で取り付けた台座に設置していきましょう。 ブラケットと本体を取り付けたら、最後にアームとリンクの連結部のボルトを締めれば設置は完了です。 <4.調整> 仕上げにドアクローザーの開閉スピードや停止位置の調整をすれば作業はすべて終了となります。 調整方法は新しく購入したドアクローザーの取扱説明書の通りに行いましょう。 ■ドアクローザーの交換に必要な費用目安 ドアクローザーの交換を自分で行う際に気になるのが必要な費用だと思います。 工具は家にあるものを使用できることを前提に計算すると、新しいドアクローザー本体が1万円前後、ブラケットの取り付けに使用するL字金具が1,000円~2,000円となります。 所有していない工具を購入したとしても、安いもので揃えれば15,000円以内には十分抑えることができるでしょう。 ドアクローザーの交換を業者に依頼すると、平均で20,000~30,000円は必要となるので、約半分程度の費用で交換できる計算になります。 手間やリスクを考えるとこの金額を安いと捉えるか高いと捉えるかは人それぞれですが、作業自体はそれほど難しいことではないのでDIYが好きな人などはチャレンジしてみると良いのではないでしょうか。 ■まとめ ドアクローザーの交換は業者に依頼することが普通だと思っている人も多いですが、作業工程も少なく難しい作業もないので、型番などをしっかり確認しながら進めれば誰でも交換可能な装置なのです。 プロの業者に比べると素人は作業に慣れていないので時間はかかるかもしれませんが、1万円以上節約できるかもしれないことを考えると、DIYに自信のある人はチャレンジしてみる価値はあるのではないでしょうか。