車に乗ろうとしたときに鍵を紛失したことに気付き、大慌てした経験がある人もいるのではないでしょうか。
鍵の紛失は誰にでも起こり得ることですが、落ち着いて対処するためには事前に紛失したときの対処法を知っておく必要があります。
そこで今回は、車の鍵を紛失してしまったときにすぐ出来る対処法をご紹介していきます。
■まずは心当たりはないか考える
車の鍵を紛失したときには、まずは心当たりはないか落ち着いて考えてみましょう。
落ち着いて自分の行動を振り返ってみると、紛失した場所やタイミングがわかってくるので、まずは調べられる範囲で調べてみることをおすすめします。
自宅で紛失した場合はスペアキーがないかも確認しましょう。
スマートキー機能などは使用できませんが、スペアキーがあればひとまずその場を凌ぐことはできるので、後でゆっくりと時間をかけて対処することができます。
■警察に遺失届を提出
心当たりを探しても見つからない場合は、なるべく早めに警察に遺失届を提出します。
電話で連絡することで届け出ることもでき、地域によってはインターネットからも提出できるので事前に調べておくと良いでしょう。
紛失した場所や時間帯、鍵の特徴などをなるべく詳しく知らせましょう。
遺失届を提出して受理されると「受理番号」が与えられます。
この受理番号は遺失物の引き取り時に必要となるので、忘れないように携帯などにメモしておくことをおすすめします。
■緊急時は鍵業者に依頼する
鍵を紛失したタイミングが緊急の場合には、専門の鍵業者へ連絡して新たな鍵を作ってもらうことになります。
国産車であれば1時間程度で対応してもらうこともできるので、急いでいるときにはおすすめです。
緊急でない場合であればディーラーで再作成してもらうことが確実ではありますが、ディーラーの場合作成期間が長く価格も高くなってしまうデメリットがあることも理解しておきましょう。
国産車であれば多くの場合でイモビライザー付きにも対応してもらえ、鍵の紛失は基本的に早く解決したい問題でもあるので、鍵業者に依頼する人が多いのが現状です。
鍵業者へ依頼する時には、次のようなことを予めチェックしてから連絡するとスムーズに進みます。
・メーカー
・年式
・グレード
・車の停車場所
・車の状態
・鍵のタイプ
どんな小さな情報でも鍵屋さんにとっては重要な情報となることがあるので、できるだけ詳しく現状を伝えるようにしましょう。
特に鍵のタイプは重要で、イモビライザー付きかどうかは鍵屋さんにとって作業内容が大きく異るので、後でトラブルが起きないためにも必ず伝えておくことをおすすめします。
■イモビライザー搭載車の確認方法
車の鍵を紛失して鍵業者へ作成を依頼するときに重要なポイントとなるイモビライザー機能の有無ですが、車にあまり詳しくない人だと聞かれてもすぐに答えられないこともあると思います。
イモビライザーは電子的に鍵を認識する機能で、搭載車かどうかの見極め方はメーター周りに鍵のマークで作られたインジケーターランプがあるかどうかで判断できます。
車種によっては「SECURITY」と書かれたランプが採用されていることもありますが、多くの場合で鍵マークのランプが目印となるので、まずはメーター周りを確認してみましょう。
また、イモビライザー付きの車種は車の窓に鍵マークの付いたステッカーが貼られているケースも多いので、そちらも同時に確認してみることをおすすめします。
■どこのメーカーでも大丈夫?
鍵の作成を鍵業者に依頼する時に心配することの一つに、自分の車が対応車種に含まれているかどうかだと思います。
定番の人気車種であれば安心ですが、古い車でマニアックな車種だと心配になる人も多いのではないでしょうか。
これは基本的に国産車であれば問題ありません。
古くてマニアックな車種だったとしても、国産車であればほぼ対応してもらえるので安心です。
輸入車の場合、イモビライザー付きだと車種によっては対応してもらえない場合もあるので、確認してみて対応外だった場合はディーラーに依頼するようにしましょう、
■トヨタ・ホンダ車の鍵紛失は要注意
車の鍵の紛失で注意したいのがトヨタとホンダの場合です。
この2社に限ってはウェーブキーという特殊な構造の鍵を採用しているため、他メーカーの車種で採用されているギザギザの形状をした鍵とは違う方法で作成することになります。
そのため料金が高くなる場合が多いので、ウェーブキーが採用されるようになった比較的新しい年式の車に乗っている人はなるべく紛失しないように気を付けておきましょう。
■まとめ
車の鍵の紛失に気付いた瞬間は頭が真っ白になってしまいがちですが、まず大切なことは冷静になって落ち着いて対処することです。
自分の行動を思い出してどこで失くしたのかをよく考えてみると、案外あっさりと見つかることも少なくありません。
どうしても見つからなかった場合には鍵業者に依頼して鍵を作成してもらうことが現実的ですが、その際にも車の情報をなるべく詳しく伝えられるように落ち着いて依頼するようにしましょう。
鍵業者が近くにあればスピーディーに対応してもらえるので、普段の行動範囲にある鍵屋さんを予め調べておくこともおすすめです。