ガラス修理ぼったくり業者に騙されない為の業者の選び方!

ガラスの破損や汚れなど、身近によく起こるガラストラブルですが、自分で修理するという人は少ないと思います。

そんな時に便利なのが「ガラス修理業者」ですが、街にはたくさんの修理業者が存在します。

ガラスの修理や交換に詳しくないという人にとって、たくさんあるガラス修理業者の中からベストを選ぶのはそう簡単ではありません。

今回は、そんなガラス修理の知識があまりない人でも後悔しないガラス修理業者の選び方についてご紹介します。

■ヒビなどのガラストラブル、放置していませんか?

子供が遊ぶような公園などが近くにあると、ボールが飛んできて小さなヒビができるなど意外と起こり得るガラストラブルですが、ちょっとしたヒビなら問題ないと放置している人は多いかもしれません。

「こんなことで業者さんに頼むなんて…」と、数ミリ程度のどんなに小さな傷やヒビでも放置していると、その後悪化したり怪我など安全性に関わってきたりすることもあるので、決して侮らないようにしましょう。

また、傷やヒビが大きくなり、修理に出さなかったがためにあとで大きな出費になることもあるので、早めに対処することがおすすめです。

具体的には強風や地震の際に、ヒビの入ったガラスの近くにいると急に割れるなどの危険性が考えられます。

■ガラストラブルの原因

ここからは、ガラストラブルの原因となり得ることについて紹介します。

順番にみていきましょう。

その1:地震や台風など自然災害

前述したように、自然災害などでガラスが故障してしまうことがあります。

特に、地震など自然災害が起こりやすい地域に住んでいる人は、どんなに頑張っても対処し切れない部分もあるので悩む人は多いかもしれません。

また、これから夏に突入するのでゲリラ豪雨など、急激な雨量の増加も懸念されます。

その2:子供などによる破損

おそらく、ガラストラブルで一番起こりやすいのがこの子供に関すること。

近所で野球やサッカーなどをしていてボールが飛んできて破損したなど、これまでに経験したことのある人も少なくないかもしれません。

ボールのサイズや強度にもよりますが、サッカーボールのような大きなものがぶつかるとそれだけ大きな破損につながるので、修理に出さざるを得ない状況になってしまいます。

また、家の中で遊んでいてガラスが破損するというケースもあるので、近くに子供が遊ぶ場所がある家は注意が必要です。

その3:空き巣などによる被害

泥棒など空き巣が入る時、窓ガラスを割って侵入するケースが最も多くなります。

窓ガラスを割って鍵を開けるなど、ガラスを破損させられるのでシャッターがある家庭は夜だけじゃなく昼間の外出時も防犯のためなるべく閉めておきたいところです。

その4:老朽化

ガラスも古くなれば、ヒビや傷が入りやすくなります。

「何もぶつかっていないのに、急に割れた」など、ガラス自体の老朽化というよりはガラスの周りにあるゴムなどが古くなり、躯体の歪みなどによってガラスに何も接触していないのに割れることがあります。

これは、ガラスに直射日光が当たると日射熱によって温められた箇所が膨張し、あまり変化しない周辺部や影の部分との引張応力が発生する「熱割れ」によって発生する破損です。

ガラスの熱割れは、冬場の晴れた日に起こりやすいので冬場は注意が必要です。

■ガラストラブルを適応する保険はある?

「ガラストラブルをカバーする保険があるのを知らずに、自費で修理した…」という家庭もあるかもしれません。

しかし、ガラスの割れなどガラストラブルは保険によって修理できる場合があります。

ここからは、ガラス破損での保険について詳しく解説していきます。

保険が適用されるケースその1:盗難

空き巣などの被害に遭った時は、盗難サービスの保険でカバーできます。

最近、盗難サービスの保険を付帯させない家庭もあるようですが、万が一のことを考えて加入しておくことがオススメです。

一戸建てだけに限らず、集合住宅やマンションでも空き巣の被害が増えており、火災保険の中でも保険金の支払い件数が多い被害として知られています。

保険が適用されるケースその2:アクシデント

「机を動かそうとしたら破損してしまった」、「子供が遊んでいて割ってしまった」など、思わぬ事故が起こることも考えられます。

そんな突発的な事故でも補償するサービスがあり、プランによっては含まれているものもあるのでよくわからないという場合は保険会社などに問い合わせてみましょう。

また、どれが突発的な事故なのか自己判断が難しいこともあるので、迷った際は一度確認してみてください。

保険が適用されるケースその3:外部からのダメージ

「鳥がぶつかって来て破損した」など、外部からのダメージによる破損も基本的には保険でカバー可能できます。

どこまで補償してくれるのかは補償サービスによって異なるので、こちらも気になる場合は保険会社に確認しておくと安心です。

他には、全てではございませんがクレジットカード等に付帯する保険で補える可能性もあります。

万が一保険に加入していなかったという家庭でも、クレジットカードの保険があれば出費を抑えられるケースがあることも覚えておくと良いでしょう。

■ガラストラブルに遭ったらどうすればいい?

では実際にガラスの破損などのトラブルに遭った場合はどうすればいいのでしょうか。

【ヒビなど小さな被害】

何かがぶつかって小さなヒビができた場合など、そこまで深刻化しないケースであればできる限りの応急処置を施し、修理業者に連絡します。

その1:補修テープ

街のホームセンターなどでも売られている補修テープを使って、たとえ衝撃が加わって割れてしまってもガラスが飛び散るのを防ぎます。

もしどうしても補修テープがないという場合は、ガムテームでも代用できるので覚えておくと良いでしょう。

割れないように力を入れすぎないで、撫でるように貼っていくことがコツです。

その2:家具などを置かない

ヒビが入ると、ちょっとした衝撃でも割れやすくなるので、子供を近づけない、倒れて割れる可能性のある家具類を置かないなど、注意が必要です。

その3:コーキング剤を活用

補修テープを買う際、もしコーキング剤があれば一緒に購入しておきましょう。

コーキング剤は隙間を埋める効果があり、防水性や気密性を高める効果もあるのでヒビの広がりを防ぎます。

補修テープとコーキング剤を組み合わせることで、耐久性をアップさせることもできます。

【大きく割れた場合】

一瞬にしてガラスが割れるなど大きなダメージの際は、ガラスの破片など非常に危ないので応急処置が必要です。

その1:破片を集める

まずは、ガラスの破片を処理します。

基本的には、割れた面積が大きいとそれだけ飛び散る破片も多くなります。

先に拾ったガラスを入れるダンボールなどを用意しておきましょう。

ここでのポイントは、大きな破片から集めることです。

また、集めた破片がダンボール内で接触して砕けることも考えられるので、新聞紙などに入れてからダンボールに移します。

大きな破片を集めたら、順番に小さなものへ。

小さいからと掃除機などで処理する人もいますが、掃除機によっては故障の原因になることがあるので、なるべく使わないようにしましょう。

その2:粘着ローラーを使う

目に見える大きさの破片を集めたら、あとは粘着ローラーを使って後処理を行います。

もし、粘着ローラーがない場合は、ガムテープなどで対処するのもいいでしょう。

その3:ダンボールで穴を塞ぐ

あとは、雨風が入ってこないように大きく頑丈なダンボールで穴を塞ぎます。

窓枠に残ったガラスの落下を防ぐ役割もあるので、非常に重要です。

割れることを心配して破損した際に残ったガラスも割って取り除く人がいますが、怪我の恐れを考慮しても危ないので控えましょう。

穴の大きさに合わせて段ボールをカットしたら、ガムテープなどで固定すれば応急処置は完了です。

ここまでできたら、あとはガラスの修理業者を待つだけです。

■理想のガラス修理業者の選び方

「ガラスが割れた=とりあえず修理業者に頼む」という考えでは、あとで後悔することがあります。

故障状況によっては特定の修理業者にしかできないこともあるので、正しい業者の選び方を知っておきましょう。

ガラス修理業者を探す方法は大きく2つあります。

その1:インターネット

「ガラス、修理」など、必要なキーワードを入力して、全国対応か地元の修理業者を探します。

業者のホームページには、どのような破損に対応しているか、修理料金はどのくらいか、など細かな詳細が載っているので、検討します。

そして、もし何か気になる点があればメールや電話にて積極的に問い合わせましょう。

不安に思うことはその場で解決してから依頼するようにします。

その2:地域のガラス修理店

自分の住んでいる地域のガラス修理店に頼むのも選択肢の一つです。

インターネットなどあまり使い慣れていない高齢者の方などは、地元にある修理店に任せる方が簡単で安心かもしれません。

修理店によっては、その日に予定がなければすぐに対応してくれるところもあるので、場合によっては早く修理が可能なこともあります。

また、インターネットのように加盟店を紹介してもらうシステムではないので、余分な仲介手数料がかからないため、費用の削減につながります。

これら2つの方法から自分の使いやすい方法で探すと良いでしょう。

■業者を選ぶポイント

その1:口コミ

修理業者を選ぶ上で大切なのが、口コミです。

正直、たくさんある修理業者からどこが一番いいかを決めるのは、決して簡単なことではありません。

似たようなサービス・料金なので、迷って決められないという場合は口コミサービズを活用することがおすすめです。

口コミでは実際にサービスを利用した人の満足度がわかるので、修理業者自体が謳っている特徴だけじゃなく、利用者の生の声を聞くことで優良業者か判断できます。

口コミ評価が高ければそれだけ信頼のできる優秀な修理業者ということなので、理想の修理業者を見つけられる可能性が高くなります。

その2:実際に電話する

「サイトを見ていてもよくわからない」という場合は、実際にその修理業者に聞いてみると良いでしょう。

相手の声を聞いて説明を受けた方が安心できますし、わからないことがあれば直接質問できます。

その3:自宅から近い業者を選ぶ

全てではありませんが、地理的に近い業者の方が修理完了までの時間も短くなるでしょう。

自宅に小さな子供がいる場合など修理に時間がかかれば何かと不都合なので、自宅から近い修理店に頼むのも一つの方法です。

その4:比較・検討する

そこまで緊急ではないという場合は、サービス内容や料金など、納得いくようにしっかりと比較・検討したいところです。

自分でいくつかの修理業者の特徴を集めて比較するのもいいですが、比較できるサイトなども多くあるので、ぜひ活用してみてください。

その5:特定のサービスを探す

一般的なガラスなら、どこの修理業者もガラス自体にはほとんど違いがありません。

しかし、例えば防犯力のあるガラスを使いたい場合など、特定の要望がある時はそれに対応したガラス修理を行っている業者を選ぶ必要があります。

■ぼったくり修理業者を見抜く方法

修理業者の多くは真面目に営業している業者ですが、中には「ぼったくり」のような業者が存在するのも事実です。

ガラス修理は決して安いものではなく、私たちの安全に関わってくるものなので、できるだけ質の高い業者を選びたいところです。

そこで、ここからはぼったくり修理業者を見抜くコツについて解説していきます。

ぼったくり業者を見抜く方法その1:Googleの上位2〜4は広告

Yahoo!やGoogleなどで、ガラス修理業者を検索する際、例えば「ガラス修理、東京」などで検索すると、検索上位4つほどが広告として表示されます。

広告全てが悪いわけではなりませんが、時にかなり高額な修理業者も存在します。

広告に大きく「〇〇円」と表示していても、実際にかかる費用はその何倍にもなる(出張費や施工費が含まれるため)ことがあります。

このようなぼったくり業者の多くは、まず受付をすると各地の工事会社に依頼をします。

そして、そのぼったくり業者の多くは本州の企業です。

一つの見分け方として、気になる修理業者があればその会社概要を確認し、本社が本州の都市かを調べます。

もし、本社が本州の都市なら見送ったほうが無難かもしれません。

ぼったくり業者を見抜く方法その2:見積もり内容を丁寧に教えてくれない

修理が完了してから、最初に見積もりした内容とは別の料金が発生することがあります。

これらは優良な修理業者とは言えないので、依頼の際に丁寧に見積もりの内容や請求の内訳などを教えてくれる業者を選ぶようにしましょう。

内訳をあまり細かく教えてくれない業者は敬遠したほうがいいでしょう。

ぼったくり業者を見抜く方法その3:夜21時〜朝9時は依頼しない

これはぼったくりではありませんが、修理を頼む際できるだけ早く修理したいと考える家庭もあるかと思います。

ただし、夜21時〜朝9時などの間は、受付自体やっていない業者が多く、もし対応してくれたとしても割り増し料金がかかることがあります。

割り増し料金を避けるためにも、緊急ではない場合は時間帯を考えて連絡したいところです。

ぼったくり業者を見抜く方法その4:出張料・見積もり料が無料のところがGOOD

見積りだけで料金がかかる業者は意外とたくさんあります。

今の時代では、ガラス修理だけに限らず見積もりにお金がかからないことは多いですが、全てではないので後悔しないためにも事前にちゃんと確認したいところです。

また、見積もりは無料でも出張にお金がかかる業者もあるので、注意が必要です。

■特殊な窓ガラスについて

最後に、窓ガラスのちょっとした知識をご紹介します。

いっそ交換するのなら、機能性の高いガラスを選びたいという家庭も多いでしょう。

省エネ対策効果のあるガラスなど、ちょっとした窓ガラス選びの工夫によって、快適な生活を送ることもできます。

そして物騒な事件が増えてきた今の時代、自分の身は自分で守らなければいけません。

そこで防犯ガラスであれば割れにくい性質になっているので、空き巣の侵入の多くを占める窓ガラスの強化で対策することが可能となります。

また、断熱性のある窓ガラスも寒冷地に住んでいる家庭などには重宝するでしょう。

暖房やエアコンを使っていても、窓ガラスからエネルギーが出てしまうといつまで経っても効きません。

そんな時に、断熱性ガラスを採用することでガラスとガラスの間に空間を作り、空気を入れることで高い断熱効果が期待できるようになるでしょう。

■まとめ

今回は日常で起こり得るガラストラブルについて解説してきました。

もし今ガラスの修理を考えているのであれば、慌てず落ち着いて業者選びを行うことをおすすめします。

ぼったくり業者に騙されずしっかり優良業者を見極め、後悔しないガラス修理を行いましょう。