窓ガラス交換・修理の金額・費用・相場を検証

窓ガラスは劣化や衝撃で急にヒビや割れが起こってしまうケースがあります。

しかし突然のことだとその対応に慌ててしまい、冷静な判断ができなくなってしまうものです。

そんなときのために、予備知識としてガラスの交換や修理を依頼するときの対応を、予め頭に入れておくことをおすすめします。

そこでこの記事では、ガラスの交換・修理の相場や、ガラスの種類について詳しくご紹介します。

 窓ガラスの交換・修理の必要性

窓ガラスを交換するときは、ガラスが割れてしまったときや性能の高いガラスに交換したいと考えたときだと思います。

修理に関してはガラスの破損が少ない場合にのみ行なえます。

完全に割れてしまってからだと修理は不可能で選択肢は交換しかなくなってしまいますが、初期段階の破損であれば修理も含めて考える事ができるため、ガラスに異常を感じたときにはなるべく早くガラス屋さんに相談するようにしましょう。

交換・修理する窓ガラスの種類

窓ガラスの取り換えをおこなう時にはガラスのタイプを選び種類を変更することが出来るケースもあります。

予算に余裕があるのであれば、これまでよりも頑丈で防犯性能の高いガラスに交換する良いチャンスでしょう。

様々な種類のあるガラスには、それぞれどのような特徴があるのかご紹介します。

<防犯ガラス>

犯罪を抑制する防犯ガラスというのは想像できると思いますが防犯対策に効果的なガラスと言えます。

防犯ガラスと一言でいってもランク分けされており、ランクの高い割れにくいガラスほど価格も高くなります。

どの程度の防犯性能を求めるかによりますが、予算とも相談しつつ納得のいくランクを選択するようにしましょう。

<ペアガラス>

ペアガラスの特徴は、何と言ってもその断熱性の高さです。

夏の期間は外側の熱を防いで快適な温度に、冬の期間は部屋の中の暖気を逃さず暖かい生活を快適に送ることができます。

物理的に2重窓になることから自然と防音性能も高くなりますが、それとは別に防音効果の高いペアガラスというものもあるため、部屋の防音効果を高めたいと考えている人はペアガラスを検討してみてはいかがでしょうか。

<曇りガラス>

曇りガラスを使用する場所は主に浴室となります。

曇りガラスの特徴は明るい光を取り込みつつ外の人からは中を見れないようにする効果です。

そういった特徴から、浴室にはピッタリのガラスだと言えるのではないでしょうか。

<網入りガラス>

網入りガラスも見たことがある人は多いと思いますが、ガラスの中に金網ワイヤーが入れられたガラスです。

このワイヤーが入っているおかげで、火災時などガラスが割れたときの飛散を防止することができます。

こういったことから網入りガラスは防火ガラスと呼ぶことも多いガラスです。

窓ガラスの交換・修理費用の相場は?

では実際に窓ガラスの交換・修理を業者に依頼することなったときの費用はどのくらいかかるのでしょうか。

よくあるタイプのガラスでその相場を確認してみましょう。

<透明ガラス>

最も一般的で多くの家庭で使われているのがこの透明ガラスです。

機能面で特別優れているというわけではありませんが、その分価格もリーズナブルなのが特徴です。

この透明ガラスの交換・修理の費用は5千円~1万8千円程度が相場となります。

<曇りガラス>

曇りガラスは家の中でも浴室など一部の窓にのみ使用されることの多いガラスで、透明ガラスよりは加工されている分ガラスの価格も高くなります。

曇りガラスの交換・修理費用は、1万4千円~3万円程度が相場です。

<ペアガラス>

ペアガラスは単純にガラス量が多くなるので、その分の価格が上乗せされます・

交換・修理を依頼した場合の費用は、1万8千円~3万5千円程度が相場となります。

スタンダードな透明ガラスの2~3倍は必要であると想定しておいた方が良いでしょう。

<強化ガラス>

割れにくく防犯性能も高い強化ガラスは、特殊なガラスの中でも特に価格の高いガラスとなります。

強化ガラスの交換・修理費用は2万5千円~5万円程度が相場です。

価格は高くなりますが防犯性能は抜群なので、「転ばぬ先の杖」という意識で導入する人が増えています。

少しでも費用を抑えるためのポイント

窓ガラスの交換・修理の費用はガラスの種類によって大きく左右されます。

また、場所によっては足場を組む必要性が出てきたり、古いガラスの引き取り費用が発生したりと、何かと費用がかさみます。

そんな費用を少しでも安く抑えるには、保険の利用という方法があります。

意外と知らない人も多いのですが、ガラスが割れたときの交換費用は火災保険の適用範囲に含まれていることがほとんどなのです。

もちろんプランや割れた原因によって適用されないケースもありますが、一般的な火災保険であれば故意で割ったわけでなければ適用されます。

まずは自己負担額を少しでも減らすために、契約している保険を確認してみましょう。

まとめ

ガラスの種類は豊富で、その種類によっても交換や修理の費用は大きく変わってきます。

割れてしまって交換するときは、思い切ってそれまでとは違うタイプのガラスに変えてみるチャンスでもあります。

防犯性能の高い強化ガラスであったり、断熱性能の高いペアガラスであったりなど、窓の場所によって最適なガラスを選ぶことが大切です。

保険を活用することによって利用料を抑制するといったことも可能ですから、ガラスが割れてしまったときに落ち着いて対応できるよう常に頭の片隅に入れておくことをおすすめします。