金庫開錠・番号忘れの費用と相場

ダイヤル式金庫の番号を忘れてしまい、肝心なときに金庫が開けられず困ってしまう人は意外と多いものです。

テープで固定しているからといって安心していても、日々の振動などで少しずつズレてしまい開かなくなるケースは珍しくありません。

そんなときに金庫の解錠を専門業者へ依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

その相場や注意点などをまとめてご紹介いたします。

ダイヤル式金庫の番号を忘れてしまったら

ダイヤル式金庫は、日ごろから使用する機会が多く毎回ダイヤルを合わせて解錠している人であれば番号を忘れることはあまりないと思われますが、たまにしか使わない人やダイヤルをテープで固定しているような人は番号を覚えていない人も多いと思います。

そんな人が何らかの理由で番号を忘れ、金庫を開けられなくなってしまったときにまずやるべきことは、落ち着いて番号のメモがないかを探すことです。

ダイヤル式金庫の番号は忘れがちなので、多くの人はどこかにメモを残しているものです。

しかし問題なのはメモを残した記憶がない場合や、メモをどこにしまっておいたのかを思い出せない場合です。

ダイヤル式金庫の解錠番号の組み合わせは約100万通りもあるといわれているため、適当に回して開くということはほぼ考えられません。

どうしても番号がわからない場合は専門業者へ解錠の依頼をしましょう。

ダイヤル式金庫には2種類ある

ダイヤル式金庫は「家庭用金庫」と「業務用金庫」の2種類に分けられます。

家庭用金庫は最後の数字を合わせてもダイヤルが停止しないことが特徴で、金庫のサイズは縦横35cm×45cm程度のものが主流です。

一方の業務用金庫は最後の数字を合わせるとダイヤルが停止する仕組みになっています。

最後の数字はほとんどの場合で8~10で設定されています。

サイズは家庭用よりも大きく、高さが80cm前後かそれ以上の製品が主流です。

金庫の解錠費用の相場は?

ダイヤル式金庫の解錠を業者に依頼した場合の費用はどのくらいかかるのでしょうか。

業者によって料金のバラつきもありますが、大まかな相場をご紹介します。

家庭用金庫と業務用金庫でも料金が異なってくるので、それぞれ参考にしてみてください。

<家庭用>

家庭用金庫の解錠は12,000~20,000円程度が相場となります。

金庫の種類によっても異なるので、問い合わせの際にはなるべく詳しく金庫の種類を伝えて料金を聞くようにしましょう。

<業務用>

業務用金庫の場合は30,000~50,000円程度が相場となります。

家庭用と比べるとかなり高くなる印象ですね。

相見積もりをとる

業者へ金庫の解錠を依頼するときには、なるべく複数の業者から相見積もりをとって比較するようにしましょう。

急ぎですぐにでも開けてもらいたいときほど1社で決めてしまいがちですが、最低でも2~3社は候補を出して料金やその他条件を確認することが大切です。

傾向としては緊急でもすぐに対応してくれるところほど料金も高くなりがちです。

急ぎなのであれば高くても仕方ないと考えざるを得ませんが、数日後でも大丈夫な場合は高いところと安いところで5千円以上開きがあることもあるので、よく調査してから依頼することをおすすめします。

業者へ依頼するときの注意点

業者へ依頼するときにはいくつか注意しなければならない点があります。

まず料金面ですが、解錠作業の技術料とは別に出張料が別途発生する場合も多いので注意しましょう。

また、金庫によっては特殊な技術が必要となり、その分別途技術料が発生するなんてこともあります。

これらを合わせると最初に聞いていた金額と比べて倍増するようなことも十分に考えられるため、最初に見積もりを出してもらう段階でよく確認することが大切です。

見積もりの際には支払方法についても確認しておきましょう。

銀行振込であれば時間的な余裕がありますが、その場で現金支払いといった場合も考えられます。

その場合はあらかじめ現金を準備しておく必要があるため、依頼の際には確認が必要です。

他にも身分証明証提示の必要性であったり、キャンセル料の発生条件なども確認しておくと良いでしょう。

親切な業者であればこちらから聞かなくてもすべて説明してくれますが、個人店のような小さなところほど曖昧な対応をするところが多いため、説明されなかった場合はこちらからしっかりと聞いておくことをおすすめします。

ダイヤル番号を忘れないために

金庫の解錠作業を頻繁に行っていない限り、ダイヤル番号はどうしても忘れてしまいがちです。

そこで、もし番号を忘れてしまっても大丈夫なように、番号をメモした紙をどこかに保管しておくようにしましょう。

自分の中で絶対に忘れないような場所に保管し、家族全員でその場所を共有しておけば誰かは覚えているはずです。

金庫のすぐ横などあまりにもわかりやすい場所だと空き巣に入られたときなどに危険なので、なるべくわかりにくい場所がおすすめです。

まとめ

金庫の解錠を業者へ依頼すると決して安くはない費用が発生してしまうため、なるべく番号を忘れないような対策が必要です。

それでもどうしても開けられなくなった場合は業者へ依頼することになりますが、その際は落ち着いて必要事項を確認し、なるべく複数の業者から相見積もりをとって比較するようにしましょう。